AGA治療の効果、治療期間は?副作用はあるの?

はげ

AGAとは男性型脱毛症のことで、適切に治療を行うことで改善されることがあります。

薄毛や抜け毛には治らないと決めつけて、諦めていてはもったいないです。

 

この記事ではAGAの治療効果・副作用・AGA治療に効果的な生活習慣などを紹介していきます。

 

AGA治療を行うことによる効果と注意点がわかるようになるので、薄毛・抜け毛に悩む男性は必見です。

 

AGA治療の効果は?薄毛は治る?

AGA治療を行うことによって、多くの人が「頭頂部の地肌が見えなくなった」「抜けづらく太い毛が生えてくるようになった」と、効果を実感しています。

年齢や治療歴、体質などによって効果はさまざまですが、治療を受けた人のほとんどに改善効果がみられています。

 

AGAの治療方法は主に投薬で行われます。

薬の種類は主に2種類あります。ひとつはミノキシジルという発毛を促進する薬で、もうひとつはフィナステリド・デュタステリドという脱毛を抑制する薬です。

毛が薄い状態から濃くしたい人はミノキシジルを、抜け毛を抑制し現状の髪の量を維持したい人はフィナステリド・デュタステリドを服用するなど、症状や治療目的によって薬が使い分けられます。

 

片方だけを服用する場合もありますが、両方の薬を服用する場合が多いようです。

 

何故AGAの治療効果が期待できるのかというと、どの薬も日本皮膚科学会の脱毛症診療ガイドライン2017年版にて「もっとも薄毛治療に有効」とA評価を受けているのです。

これらの薬を手に入れるには医師の処方箋が必要であり、AGA治療の高い効果を得るのであれば皮膚科で専門医の診療を受ける方が良いでしょう。

 

AGA治療の効果が出始めるのはいつ?治療期間は?

20~50代の方を対象にして、AGAの治療効果を測定した結果、多くの人が1~2年で治療効果が出ているとのことです。

早い人でも、治療を始めて6か月経った頃に効果を実感すると言われています。

 

髪の毛が伸びるのに必要なサイクルは、半年から1年ほど。

最低でもそれだけの期間は治療が必要になるので、気長に治療を行っていく心構えが必要でしょう。

 

また効果が感じられる時期については、治療を始めたときの年齢にも左右され、若ければ若いほど高い効果が期待できます。

なぜならAGAにも進行度があり、若い人の方がAGAの進行度合いが浅い傾向にあるからです。

 

AGAは、一生に決まった回数だけ生え変わる「毛根のサイクル」が短くなることで進行していき、治療によってこの生え変わりのサイクルを長くすることができます。

しかし高齢の方は、毛根の生え変わりサイクルの回数が既に一生分を超えてしまっていて、投薬を行っても効果が出ないことがあります。

 

また投薬期間は効果を感じられても、投薬をやめてしまうとまたAGAが進行してしまい、薄毛が目立ってくるケースもあるようです。

あらかじめ医師と相談して、治療期間について計画を立てておくのがベストでしょう。

 

AGA治療の副作用

AGAの副作用は主にかゆみ・発疹・性欲減退・肝機能障害などがあります。

副作用の発現率は平均して10~20%ほどだと言われていますが、どのような薬でも副作用は三割程度出るとされています。

したがって、AGAの治療薬だからといって、とりわけ副作用の発現確率が高いというわけではないのです。

 

ただし、どのような薬においても同様ですが、飲み合わせには注意が必要です。

ミノキシジルという薬には毛細血管を拡張して血流を改善する効果があるため、心臓や腎臓などに疾患がある方は薬が使えないというパターンがあります。

薬の服用に当たっては、しっかり医師と相談をする必要があるでしょう。

 

AGA治療投薬治療の効果を最大限に発揮するためのポイント

AGA投薬治療の効果を最大に発揮するためには、以下の三つのポイントを押さえておきましょう。

 

生活習慣(食べ物)の改善

まず髪の毛は私たちが食べたものでできています。その為、AGA治療の効果を高めるために食生活の改善は必須です。

抜け毛に良いとされている栄養素は、タンパク質・ビタミンB6、ビタミンE、亜鉛などです。

髪の主成分はタンパク質なので、しっかりと摂取するようにしましょう。

 

ビタミンB6・ビタミンEは抜け毛の大敵となる皮脂の分泌を抑制し、血液の流れをよくする働きがあります。これによって髪の毛に栄養がいきわたりやすくなります。亜鉛は体内で作ることができず、髪の毛を作る原料に欠かせない栄養素です。

これらの栄養素を積極的に取り入れ、バランスの良い食事を心がけましょう。

 

有酸素運動

髪の毛に栄養をいきわたらせるには、血行を促進することでその効果が期待できます。

有酸素運動を行うことで血液の流れが良くなり、髪の毛にも栄養をしっかりと運ぶことができるのです。

また、有酸素運動には身体の代謝をあげたり、発汗作用があるため、抜け毛の原因となる老廃物を取り除いてくれる効果があります。

 

有酸素運動は、主にジョギング、ウォーキング、水泳などがあります。

あまり無理をせず、適度に楽しめる範囲で運動を取り入れてみましょう。

 

頭皮マッサージ

AGA改善には血行を良くすることが大切であると、前述でもお伝えしてきました。

頭皮マッサージをすることによっても、血行促進の効果が期待できます。

 

頭皮の毛細血管を刺激し、血行が良くなるようにマッサージをするのがコツです。最近では頭皮マッサージ用のグッズも売っているので、そういったものを利用するとより効果的でしょう。

ただし、頭皮マッサージをやりすぎてしまったり、頭皮にダメージを与えてしまうと、かえって逆効果になってしまうので注意が必要です。

 

AGA治療の効果に関するよくある疑問

「ミノキシジルは効果ない」って噂の真相は?

ミノキシジルに効果がないというのはあくまで噂であり、医学的には発毛に効果があると証明されています。

なぜミノキシジルには効果がないという噂が立ったのか、考えられる理由はふたつあります。

ひとつめの可能性は、効果が出る前に治療を辞めために「効果がない」と感じてしまったことです。

 

ミノキシジルは効果が出るまで最低でも半年はかかります。

効果が出ないからと言って途中で治療を諦めてしまう人がいることで、ミノキシジルは効果がなかったという噂に繋がっている可能性があります。

 

もうひとつは薬をきちんと服用していても、治療開始時の年齢や生活習慣などによって、効果が薄まっていることによるものです。

いくらミノキシジルは効果があるといっても、その効果の度合いには個人差があります。

治療効果が出なかった一部の人達の声が大きくなって、ミノキシジルは効果がないといった噂が広まった可能性が高いでしょう。

 

AGA治療の効果に年齢は関係ある?

AGAの治療効果に関して、年齢は大きく影響してきます。

若ければ若いほど、AGAを発症してからの期間が短く進行度合いも浅いため、薄毛の改善効果は期待できます。

 

AGAを発症してから長く時間が経って、高齢になってから治療を行おうとしても限界があります。

AGAがかなり進行してしまうと、髪の毛を生やすための毛穴すら機能しなくなってしまいます。

あくまでAGAの治療は髪の毛が生えるサイクルをコントロールするものなので、髪の毛が生える土台すらない状態では治療効果は期待できません。

 

AGAは発症したらすぐに治療するのが良いでしょう。

 

まとめ

AGA治療を適切に行うことによって、改善効果が期待できることをおわかりいただけたでしょうか。

発症からなるべく早いタイミングで治療を行うこと、食事や運動など、生活習慣を改善することが、治療の効果を最大化するにあたっては必要です。

薄毛・抜け毛に悩んでいる男性はぜひ、参考にしてみてください。