AGAに悩む男性へAGA治療薬の効果と副作用について

はげ

最近よくテレビCMなどで見かけるAGA。薄毛や抜け毛に悩んでいる方が多いと思います。最近薄くなってきたと悩む男性も多いでしょう。AGAとは男性型脱毛症の略称です。そんな方に治療薬は何がいいのか、副作用はあるのかなど悩みや不安は沢山あると思います。それに対して少しですが、AGAやAGA治療薬について書いてみました。

 

AGA治療薬の二つの効果とは?

発毛効果

毛母細胞の活性化や血行促進に効果があるとされているのは二種類あります。一つ目は飲み薬のタイプ。ミノキシジルという有効成分によって毛の育成、成長を促す発毛効果のある錠剤タイプの薬になっています。二つ目は塗り薬のタイプ。発毛効果のあるミノキシジルが入っているスポイトやフォームで使う薬や、血行を促進し毛を成長させるカルプロニウム塩化物を含むノズルタイプの塗り薬などがあります。

どの薬も毛母細胞の活性化や血行促進の効果が期待されています。

 

AGA進行を抑制する効果

AGAの進行を抑制する効果があるとされている薬には錠剤タイプとカプセルタイプの薬の二種類があります。基本的に飲み薬のみで、脱毛酵素Ⅰ型・Ⅱ型の抑制を効果として上げられています。

成分としては、「フィナステリド」という成分が脱毛ホルモンや酵素に働きかけて、薄毛を改善させる効果が期待されⅠ型にしか効かないタイプの薬と、「デュタステリド」という成分が全ての体内酵素と脱毛ホルモンに働きかけて薄毛を改善する効果が期待されます。Ⅰ・Ⅱ型どちらにも効くタイプの二つに別れています。

 

メジャーAGA治療薬

プロペシア

プロペシア

プロペシアは2005年に認可された国内初のAGA治療薬です。脱毛を促す悪玉ホルモン、ジヒドロテストステロンでテストステロンという男性ホルモンと体内酵素5-aリダクターゼの結合を阻害する事で脱毛ホルモンの生成を抑制する仕組みになっています。プロペシアを服用して約8割の人が薄毛が改善されたという結果が出ています。

他の薬よりも副作用が出にくいため、初めて薄毛治療を行う人でも安心して利用できる薬になっています。価格も6000円~7000円程度となっています。プロペシアを服用するにあたって望ましい時間帯などはありませんが、毎日決まった時間に服用する事を推奨されています。

 

リアップ

リアップ

リアップは大正製薬から発売されている発毛剤で、ミノキシジルという発毛成分が血行促進して毛母細胞に栄養を届けやすくし、更に毛母細胞を活性化する事によって新しい髪の毛の生成を促し、乱れたヘアサイクルを正常に戻して発毛に繋げるような薬になっています。リアップは、血行促進を目的としているため、血管が集中する頭頂部に高い効果を発揮します。

ドラッグストアで購入できる市販薬となっていて、商品により値段も変わってきています。安い物だと3800円位から、高い物だと7000円以上の物があります。使用方法としては1回1mLを脱毛した範囲に塗り広げるという使用方法になります。

 

ザガーロ

ザガーロ

ザガーロは2015年に認可された最も新しいAGA治療薬です。効果はプロペシアと同じ脱毛ホルモンの抑制ですが、プロペシアが一部のⅡ型にしか効果がないフィナステリドを使用しているのに対して、ザガーロはⅠ型・Ⅱ型にどちらの体内酵素ににも作用するデュタステリドを使用しています。

その結果、より多くの薄毛タイプに効果が期待出来ます。反対にプロペシアよりも副作用が起こりやすいです。そのため、プロペシアを服用してみて効果が実感出来なかった方にザガーロの使用を検討するという事が勧められています。価格は、8200円~10000円程度となっていて、使用方法もプロペシアと同様に一日1回決まった時間に服用よるという使用方法になっています。

 

AGA治療薬には副作用がある!?

AGA治療薬によって副作用が出るケースは薬事に異なります。プロペシアの場合、発症率は1000人に5人程度とされています。プロペシアで報告されている副作用は、男性ホルモンの低下による男性機能に関する症状があり、性欲減退やED、肝機能の低下などが上げられていますが、薬による副作用は稀なようで加齢による血液量の低下やストレスのによる原因などが上げられています。

ミノキシジルによる副作用については、内服薬では頭皮トラブルに加えて、動悸や頭痛、外用薬では頭皮の被れや痒みなど重症から軽症までがあげられています。使用した人の8%に副作用が起こると記載されていてどちらの薬でも副作用は稀だと思います。

 

AGA治療薬のジェネリック医薬品について

ジェネリックは、主成分が同じ薬で開発費用がかからない分先発薬よりも低価格なのが特徴です。プロペシアの場合、現在では8つの製薬会社からジェネリック医薬品が販売されていて、価格も平均的に安くなっています。

ジェネリック医薬品の違いとして、苦味の強さ、薬の形、コーティング剤などがありますが、個人で好みがあるので価格以外でのジェネリック医薬品のメリットは個人で決めるしかありません。薬の効果や安全性は先発薬と変わりはないため、気にならないのであれば価格の安いジェネリックでもいいと思います。

 

AGA治療薬の購入方法

病院での処方

上記で上げたAGA治療薬は基本的には医師の処方箋がないと購入出来ない、医療用医薬品という物に当たります。病院で処方される薬は効果も高く、副作用にも注意が必要だからです。持病があって薬を飲んでいいか分からない、以前薬を飲んだら具合が悪くなったなどの不安や症状がある方は適切な対応をしてもらうためAGA治療薬は病院やクリニックできちんと診察を受けてから購入した方が安全で安心です。

 

個人輸入代行販売からの購入

代理店を通し、海外の治療薬を購入する個人輸入を利用して購入する人がいますが、輸入で治療薬を購入するのはリスクが大きいと思います。診察代がかからない分通院するよりは安くすみますが、偽造が届くおそれや、副作用の対応が不十分になりやすいなどのリスクが上げられています。そのため、個人輸入で治療薬を購入するリスクよりもしっかりと病院やクリニックで診察して貰ってから購入する方が安心です。

 

まとめ

以上の事をいろいろな記事から抜粋して書きましたが、AGAとは男性の4人に1人が発症する男性型脱毛症という病気で、AGA治療薬も発売されていて、クリニックで診断してきちんと処方して貰い正しい使用方法を理解すれば怖い治療薬ではないです。