抜け毛が増える!?AGA治療の初期脱毛とは?仕組みや期間を解説

はげ

薄毛を改善したくて始めたaga治療なのに、脱毛が止まらない…と不安になっている人もいるのではないでしょうか。
aga治療を開始すると、必ず初期脱毛という症状が起こります。初期脱毛は新しい髪の毛が生えてくるために必要な準備期間です。

aga治療を始める前にaga治療の仕組みと初期脱毛について理解しておきましょう。

AGA治療の初期脱毛の仕組みとは?

初期脱毛の症状

初期脱毛はaga治療薬が効いている証拠の1つで、治療を始める前の脱毛症状とは異なります。
新しい丈夫な髪の毛が生えてくるためには、古い髪の毛が抜け落ちる必要があるのです。aga治療を始めると初期脱毛により古い髪の毛が抜け、初期脱毛が完了してから新しい太くてしっかりした髪の毛が生えてきます。

初期脱毛が発生する仕組み

STEP1成長期

毛母細胞が活発に細胞分裂を行い、髪の毛が成長する期間のことを成長期と呼びます。
髪の毛が成長する周期をヘアサイクル(毛周期)と呼び、健康な髪の毛であれば1周期が3~6年程度続きます。成長期はヘアサイクルの中でも最も長い期間です。

ヘアサイクルのうち成長期が短くなってしまうと髪の毛が充分成長できません。
成長期が短くなった髪の毛は細く弱々しい髪の毛になってしまうのです。

充分成長できなかった髪の毛は健康な髪の毛に比べて抜けやすくなり、agaを発症する原因にもなります。aga治療薬として多く用いられているミノキシジルには、成長期を延長させる作用があります。

STEP2後退期

毛母細胞の働きが弱くなり寿命を迎え、髪の毛の成長が止まる期間が後退期です。退行期と呼ばれることもあり、2~3週間ほどで終了します。
期間が短いため、1人の人間の髪の毛の中で後退期に当てはまるのは約1%程度の少ない量といわれています。

STEP3休止期

毛母細胞での細胞分裂が止まることで成長が止まり、次の髪の毛のために準備をする期間が休止期です。1人の人間の髪の毛の10~20%が休止期と考えられていて、休止期は2~3ヶ月程度続きます。

agaを発症した場合成長期が短くなり、多くの髪の毛が抜け落ちてしまうため発毛が追いつかずにどんどん薄毛になっていってしまいます。aga治療薬として多く用いられているミノキシジルは、成長期を延長させるだけでなく休止期から成長期へと誘導する作用も持っています。

初期脱毛はAGA治療を始めていつから発生する?期間は?

はげ

初期脱毛の症状はaga治療を開始後およそ3週間から1ヶ月程度で始まります。
個人差はありますが初期脱毛は期間が決まっていて、長期間続くわけではありません。弱々しい古い髪の毛が抜け落ちたら初期脱毛は終了します。

aga治療を開始してから初期脱毛が始まる発生時期や初期脱毛の期間は、個人の頭皮状態や治療内容によって異なります。

早い人の場合はaga治療を開始後1週間程度で徐々に脱毛が始まります。初期脱毛が終了するまでの期間にも個人差がありますが、多くの場合は1~2ヶ月程度で終了します。

初期脱毛の終了を自分で判断するのは難しいので、初期脱毛の期間の判断はaga治療を依頼しているクリニックの医師にお願いしましょう。

AGA治療を始めて初期脱毛が起きたら?

初期脱毛はaga治療薬が効いているからこそ起こる症状です。
新しい髪の毛が生えてくるためには、古くて弱い髪の毛が抜け落ちる必要があります。人間の髪の毛は、自然な状態でも常に抜けたり生えたりを繰り返しています。

初期脱毛は新しい髪の毛を手に入れるための準備期間なのです。aga治療薬の副作用で髪の毛が抜けているわけはないので、脱毛が止まらなくても問題ありません。
aga治療を初めて初期脱毛が終わるまでの間は、生活習慣や頭皮環境を整えるのがおすすめです。

生活習慣が乱れてしまうと、agaの症状を悪化させてしまいます。
育毛には食事や運動、睡眠などの生活習慣の改善が欠かせません。初期脱毛が完了すると新しい髪の毛が生えてくるため、頭皮環境を整えて新しい丈夫な髪の毛を迎える準備をしておきましょう。

それって初期脱毛じゃないかも…AGA治療の注意点

はげ

aga治療を行う際には初期脱毛の症状に紛れて別の脱毛症状が起こっていないか注意する必要があります。
初期脱毛の特徴を理解して異変が起きた場合は早期に病院を受診するようにしましょう。

育毛剤のみを使っている場合

育毛剤と発毛剤はどちらも薄毛対策に用いられる商品ですが、それぞれ効果が異なります。育毛剤には頭皮を清潔に保ち髪の毛が成長しやすい環境を整える効果があります。

一方発毛剤にはに、血行を促進させて発毛を促す効果があるのです。育毛剤は抜け毛を防止し、発毛剤は新しい髪の毛を生やしてくれる商品です。育毛剤と発毛剤の併用は公式的には推奨されていません。併用することで副作用が高まる可能性があるといわれています。aga治療薬と同じ有効成分が配合されているのは発毛剤です。

ミノキシジル、フィナステリドなどの有効成分は育毛剤には含まれていません。

3ヶ月以上初期脱毛が続く場合

初期脱毛が行われる期間の長さにはには個人差があります。
一般的には初期脱毛開始後1~2ヶ月程度で収束するので、1~2ヶ月程度の初期脱毛は心配する必要がありません。

初期脱毛は新しい髪の毛が生えてくるための準備期間です。人によっては初期脱毛が3ヶ月程度続く場合もありますが、もしも3ヶ月以上経過しても初期脱毛が終了せず、毎日100本以上の髪の毛が抜け落ち続ける場合は初期脱毛の症状ではない可能性が考えられます。

aga治療開始後3ヶ月以上経過しても初期脱毛の症状が続く場合や毎日100本以上の髪の毛が抜け続ける場合は、aga治療を依頼している医師に相談してください。

抜け毛が1日300本以上ある場合

初期脱毛で抜ける髪の毛の量は、1日あたり200本前後といわれています。
aga治療を始めると必ず初期脱毛が起こるので、aga治療を開始してから毎日200本前後の量の髪の毛が抜け落ちても、基本的には問題ありません。

ただしaga治療を行う際には、初期脱毛によって毎日抜け落ちている髪の毛の量にも注意が必要です。もしも毎日200~300本以上の量が髪の毛が抜けている場合は、初期脱毛の症状ではない可能性が考えられます。

初期脱毛で抜ける髪の毛の量は個人差がありますが、明らかに毎日200~300本以上の量の髪の毛が抜けてしまう場合は、aga治療を依頼している医師に相談してみてください。

まとめ

aga治療を始めると必ず初期脱毛が起こってしまいますが、初期脱毛が終了したら新しく丈夫な髪の毛が生えてきます。継続してaga治療を行うことで丈夫な髪の毛が手に入ります。