EDの原因はストレス!?男性の心と体は繊細だった

ストレスがEDに繋がる

「歳を取るからEDになる」と思っていませんか?
EDの原因は加齢だけではないんです。
誰でも感じるストレスもEDを引き起こす要因の1つ

心と体は繋がっており、心に不調があると体にも、体に不調があると心にも影響が出ます。
心がストレスを感じると、EDとして体に影響が出るということ。

「心へのストレスがあるとEDになる」と聞くと、どれだけ大きいストレスならEDになるのか?と考えてしまいますが、EDになるのは決して大きなストレスだけではありません。
小さなストレスでもEDを引き起こしてしまうことがあるんです。
心への負担は体への負担に比べて可視化しにくいため、EDになって初めて「俺ってストレスあったの!?」と気づく人も。

それだけ男性の心と体は繊細なんです。

そこで今回は、次の疑問を解説していきます。

・どのくらいの人がストレスでEDになっているのか?
・ストレスにはどんな種類があるのか?
・ストレスEDの治療方法とは?

7割以上がストレスからくるEDだった!?最も多いストレスとは?

ED男性の7割以上の原因がストレス
とあるクリニックがEDに関する事実調査を行いました。
その中の「自分のEDの要因は、次のうちどれ?」という複数回答が可能な質問に対して、回答は次のようになっています。

1位 ストレス(77%)
2位 加齢(46%)
3位 睡眠不足(28%)

7割以上の人がEDの原因がストレスだと考えており、中にはストレスに加えて加齢や睡眠不足など原因が複数に渡ると考えている人もいるようです。

また、「ストレスの種類はどれ?」という質問に対しては、次の回答が得られています。

1位 会社・仕事(42.9%)
2位 自身のなさ(25.5%)
3位 恋人との関係(10.6%)

1日の約3分の1以上を過ごす会社・仕事においてのストレスが一番多いようです。
男性は女性に比べて重要なポジションに付くことが多いというのも、会社・仕事が1位となった要因だと考えられます。

EDを引き起こす2種類のストレス…あなたのストレスはどっち?

ストレスには2種類ある
EDに悩む男性にはさまざまなストレスがありますが、ストレスは現実心因と深層心因の2つに分類されます。

現実心因とは、現実の生活で感じるストレスのこと。
深層心因とは、心の奥深いところにあるストレスのことです。

それぞれどのようなストレスがあるのかを見てみましょう。

現実心因

現実心因とは、日常生活で感じる心身のストレスのこと。
ストレスとはなにかを考えた時に思いつくものはほとんどが現実心因です。


・仕事による圧力
・子作りへのプレッシャー
・経済的な不安
・恋人とのトラブル
・睡眠不足
・夫婦間の不和
・過去のセックスの失敗
・短小へのコンプレックス など

EDに関する事実調査におけるストレスの原因TOP3も、すべて現実心因に含まれています。
ストレスEDのほとんどの人が現実心因だと考えられます。

深層心因

深層心因とは、自分でも気づかないような心の深いところに潜んでいるストレスです。


・恋人への愛憎葛藤
・幼少期のトラウマ
・エディプスコンプレックス(潜在的近親相姦欲)
・ホモセクシャル
・欲求不満
・母子分離不全
・抑圧された怒り、憎しみ、妬み、不安 など

根強いコンプレックスやトラウマといったストレスはもちろんのこと、エディプスコンプレックスといった人間的本能も深層心因に含みます。
深層心因は自覚がある場合もありますが基本的には無自覚なことが多いため、現実心因よりも複雑だと言われています。

ストレスEDは地道に治療?いいえ、すぐに治せることもあるんです!

ストレスEDの治し方
ストレスが原因のEDは心の問題だから治療には時間がかかるのでは?と思われがちです。
もちろん、治療に時間のかかるストレスもありますが、簡単に治せるストレスもあります。

ストレスEDの治療方法は2つ。
ED治療薬を使った薬物療法とカウンセリングや行動認知療法などの心理療法です。

それぞれどういった治療方法なのか、どのようなストレスに向いているのかを見てみましょう。

薬物療法

薬物療法とは、書いて字のごとく薬物(医薬品)を使用した治療方法です。
ストレスEDでは、ED治療薬が有効です。

ED治療薬は、血管を広げて血流を良くすることで勃起を促す薬。
性的欲求や性的刺激があれば効果を発揮するため、生殖器や神経、欲求に問題がなければ使用できます。

ストレスEDは基本的には根本的原因を取り除かなければ解決しないため、薬物療法は対処療法となることがほとんど
しかし、「セックスの時に勃ってくれるかな?」「初めてのセックスで緊張する!」といったセックスの失敗のトラウマや経験の少なさ、極度な不安によるプレッシャーなどのストレスにおいては、薬物療法で根本的解決が可能です。

ED治療薬を服用することで問題なく勃起ができたという成功体験が積めるため、早い人だと1回の服用でストレスEDを解決できます。

心理療法

根深いストレスが原因の深層心因の人は、心理療法でストレスEDを解決する必要があります。

まずは「自分のストレスはこれ」という自覚を持つ必要があります。
自分自身で自覚できる場合もあれば、カウンセリングによって自覚を促す場合も。
自分のストレスが自覚できたら、カウンセリングや行動認知療法によってストレスを徐々に揉みほぐしていきます

人によって治療にかかる時間は異なりますが、根気強く行うことで根本的治療が叶います。