EDになる平均年齢はいくつ?

「EDと年齢には深い関係がある」と考えがちですが果たして本当にそうでしょうか?
今回は多くの人が誤解しているEDと年齢について、最新のデータを用いて解説します。
さらにEDの原因や予防法について紹介するとともに、ED治療薬についても説明します。
この記事を読み終わった後には、EDに対する知識がアップデートされ、正しい認識を持てるようになっていることでしょう。
年齢別!ED患者の割合数
ではさっそく、EDは年齢と関係あるのか?ということについてデータをもとに考えていきましょう。一番最近の2019年のデータでは、EDの年齢別の分布について以下のように報告されています。
1位 | 50~54歳 | 17.56% |
2位 | 45~49歳 | 16.08% |
3位 | 55~59歳 | 14.32% |
4位 | 40~44歳 | 12.60% |
5位 | 60~64歳 | 9.56% |
6位 | 35~39歳 | 8.69% |
7位 | 65~69歳 | 6.25% |
8位 | 30~34歳 | 5.33% |
9位 | 70~74歳 | 3.57% |
10位 | 25~29歳 | 3.10% |
このデータを見てもらえるとわかるように、EDで悩んでいる男性の28%は40代、14%は30代なのです。若いから絶対にEDにならないとは言い切れないんですね。
EDの重症度は年齢と無関係!?
EDには中等度のEDと重度のED、つまり完全な勃起不全があります。
EDになる、ならないということは年齢に関係ないことがわかりましたが、重症度は年齢に比例して上がっていくのでは?と思うかもしれません。
とあるクリニックの調査では30〜34歳でEDに悩まされている人のおよそ半分が、完全なEDだということが判明しています。
EDの患者さんの数がグッと増えるのは50代になってからですが、完全なEDで悩まされている割合は半分以下であることも分かっているのです。
そのためEDの重症度と年齢は比例して悪化しないことも判明しているため、過度に心配をする必要はありません。
年齢の次に大きいEDの原因とは?
・若いからEDにならない
・年齢とEDの重症度にはあまり関係ない
ということはわかりましたが、
やはりEDに罹患する確率はある程度年齢に比例するようです。
EDの原因には加齢のほかに、生活習慣やストレスによって引き起こされることもあるのです。
生活習慣
生活習慣とEDには深い関係があります。
というのも、EDとはペニスに十分な血液が流れ込まなくなることで引き起こされる疾患です。
そしてペニスの血管が動脈硬化や糖尿病の影響で細くなってしまうことで結果的にEDになってしまうのです。
ペニスの血管は他の血管に比べて細く、血管の異常による影響を一番受けやすいと言われています。
そこでEDは生活習慣病の鋭敏なマーカーになると言われています。
運動不足や脂っこい食事、塩分の取りすぎやお酒、タバコは生活習慣病が主要な原因と言われていますが、これらがEDを引き起こすんです。
ストレス
ストレスが多い生活を送っているとEDになりやすくなると言われてます。
精神的なストレスにより性的な興奮が上手にペニスに伝達されずEDを引き起こしてしまうのです。
仕事や家庭のストレスだけではなく、セックスに自信がないとか、肉体的なコンプレックスによって引き起こされることもあります。
というのも一回の失敗がトラウマになり、「また失敗したらどうしよう」とどんどん悪循環にハマってしまうのです。このようなストレスが原因によるEDは特に若い年代に特に多いと考えられています。
10代から50代までできるおすすめED予防方法
食習慣を改善させる
加齢に伴うEDを予防するためには、生活習慣を予防する方法と同じと考えても良いでしょう。
そのために最も大切なのは食生活の改善です。
揚げ物や肉中心で脂肪や糖を摂りすぎる食生活を改め、野菜やくだもの、魚を積極的に摂取しましょう。また食べ過ぎ、飲み過ぎをやめカロリーの摂取を控えめにすること、塩分を抑えた食生活も有効です。
適度な運動を習慣にすること
生活習慣によるEDを防ぐためにもう一つ有効な方法は適度な運動を習慣にすることです。
特に下半身が衰えるとEDになりやすくなると言われていますから、スクワットなど下半身を強化する運動をすることをおすすめします。
ただし運動の中でもサイクリングはEDを悪化させる原因の一つと考えられています。
というのも、勃起するために必要な血管や神経がサドルに長時間座ることで圧迫され、血行が悪くなってしまうからです。
ストレスをため込まない
若年性のEDの原因のほとんどはストレスです。そのためストレスを上手に発散することが若年性EDの予防になります。
特にセックスに対するストレスは非常にデリケートな問題であり、なかなか解消することができないかもしれません。
とは言え、成功体験を積めば自然と解決することも多いものです。
セックスをちゃんとできることは当たり前、と思わず、「たまには失敗することもあるさ」程度に考えると楽になるかもしれません。
それでも不安な場合は、恥ずかしがらずに専門の医師に相談してカウンセリングを受けてみることをおすすめします。
ED治療薬は年齢問わず利用可能!
しっかり予防策を講じていたにもかかわらずEDに悩まされてしまうのであれば、ED治療薬の利用を積極的に考えましょう。
脳が性的な刺激を感じるとcGMPと呼ばれる物質が分泌され、ペニスに血液が大量に流れ込み勃起が起こります。
cGMPはPDE5と呼ばれる酵素によって分解されてしまいますが、このPDE5を阻害することで勃起を維持させようというのがED治療薬の概念です。
ED治療薬は服薬後早いもので15分、遅いもので60分程度で効果があらわれ、4時間から36時間効き目が続きます。
・食事の影響
・持続時間
・飲んでから効き始めるまでの時間
・効き目の強さ
など薬によってその作用は様々ですから、自分に合った薬を服用することをおすすめします。
まとめ
若いからEDは無関係というのは間違った認識であり、症状の重さと年齢は関係ありません。
EDの原因と予防法にはいろいろありますが、もしEDになってしまった場合にはED治療薬の使用も選択肢に加えたいものですね。
今はインターネットで気軽に購入できるサービスもありますから、利用してみると良いでしょう。