飲む前に知っておきたいイベルメクチンの副作用や注意点

コロナ予防・治療薬にピッタリと世間でいわれているイベルメクチンですが、コロナ薬として飲むには高用量であるということを知っていますか?
例えば駆虫薬としては1~2回だけ飲みますが、コロナを予防するためには安心できるまで飲み続けなければならないんです!
「通常よりも飲む量が多くなる」と聞くと、ちょっと不安な気持ちになりますよね。
・副作用とかあるの?!
・過剰摂取になるとどうなっちゃうの?
そんな不安を抱えながら飲む前に、コロナ薬として飲んだ場合のイベルメクチンの副作用、注意点についてチェックしましょう!
通常よりも飲む量が多い!イベルメクチンの飲み方
海外の臨床試験で行われたイベルメクチンの飲み方は、駆虫薬としての飲み方と異なる点が多くあります。
一般的な飲み方では、イベルメクチン0.2mg×体重=成分量と算出して、2週間間隔で2回、または1回のみの服用になります。
【イベルメクチン・コロナ薬としての飲み方】
飲む量 | イベルメクチン0.2~0.4mg×体重 |
飲む回数 | 予防は各週1回、または2回のみ 軽症治療は5日間または回復するまで |
飲むタイミング | 食前または食後 |
【イベルメクチン・一般的な飲み方】
飲む量 | イベルメクチン0.2mg×体重 |
飲む回数 | 疥癬:2週間間隔で2回 腸管糞線虫:1回のみ |
飲むタイミング | 空腹時 |
しかし、コロナの予防・治療薬として服用する場合は、イベルメクチン0.2~0.4mg×体重になるため、明らかに通常よりも摂取量が多くなります。
飲む回数も予防の場合は各週1回、治療の場合は5日間です。
飲む量が多いと副作用を生じるリスクも大幅にアップ?!
イベルメクチンはコロナ予防・治療薬として服用した場合、通常よりも過剰摂取になってしまいます。
「飲む量が多いと副作用はどうなるの?」
と不安に感じるのも無理はありませんね。
実は、コロナ予防・治療薬として服用した場合の副作用はまだ判明していないんです。
そのため通常よりも高用量摂取になりますが、現段階では「たくさん飲んでしまうと危険」とは言い切れない状況といえます。
動物用はさらに高用量!飲んではいけない!
高用量で服用した場合の副作用はまだ判明していないと言いましたが、アメリカでは動物用イベルメクチンを誤用した珍事件が発生しています。
(CNN.co.jp:「あなたは馬ではありません」コロナ治療目的での家畜用医薬品服用、米当局が警告より参照)
アメリカではイベルメクチンがコロナに有効であるというニュースが広がってから、動物用を誤用する人が急増。
動物用のイベルメクチンは、人間用のイベルメクチンよりもさらに高用量。
イベルメクチン0.5mg×1頭の体重を動物に投与するのが一般的な使い方です。
コロナ治療薬として飲む場合は0.4mg×体重まで。
【人間用・動物用の比較】
人間用のイベルメクチン → イベルメクチン0.2~0.4mg×人間の体重
動物用のイベルメクチン → イベルメクチン0.5mg×動物の体重
動物用の0.5mg×体重で算出してしまうと、多くのイベルメクチンを摂取してしまうことに。
さらに動物用のイベルメクチンはペースト状や液状になっているため、本来よりも体内への吸収率が高く、毒性もより強まる可能性があります。
実際、人間が動物用のイベルメクチンを過剰摂取した際には発疹や浮腫、頭痛、悪心、嘔吐、呼吸困難といった副作用が報告されています。
飲む時は、人間用か動物用か必ず確認してください!
あなたは飲める?そもそも服用できない人もいる!
イベルメクチンは誰でも飲める薬ではありません。
コロナの予防・治療が目的であったとしても、妊婦・産婦・授乳婦、体重15kg未満の小児、高齢者は基本的に服用できません。
それぞれの理由をチェックしましょう。
マウス実験で胎児への催奇性が確認されている。
安全性が確立されていない。
飲めない人の中には、妊娠の計画を立てている人も該当します。
「イベルメクチンで予防しながら妊活しよう」というのは、推奨されていないというわけ。
予防目的で飲む場合は各週で飲む必要があるため、将来身ごもる胎児へと悪影響を与えてしまう可能性は十分にあります。
イベルメクチン肯定派と否定派に分かれている
世間ではイベルメクチンを飲むことに賛成する人と、否定する人に分かれています。
どういった意見が飛び交っているのでしょうか?
チェックしてみましょう。
【肯定派の意見】
・効果は臨床試験で分かっている
・世界中で承認されるべきだ
【否定派の意見】
・高用量摂取は危険だ
・効果があるとは言い切れない段階
パンデミックが始まって以来、医者達も役に立つ薬はないかと必死に研究を進めてくれています。
しかし感染者は日を追うごとに増加。
今では変異種も世界中で広まっています。
イベルメクチンがコロナに有効であるという意見にすがりたくなるのも無理はありませんね。
コロナ感染にイベルメクチンを備える
2021年内にイベルメクチンがコロナ特効薬として承認されるかどうかはまだ誰にも分かりません。
直近のニュースでは、コロナに感染した妊婦から生まれた胎児が死亡したり、大阪では10代の男性が亡くなったりしています。
悲しいニュースが相次ぎ、誰もが「次は自分かも」という気持ちで生活をしています。
そんな中で予防と治療の効果が期待されるイベルメクチンを買っておくのも、ひとつのコロナ対策といえるのではないでしょうか?
もちろんこれまで紹介してきたように、高用量摂取によって副作用を招く危険性は大いにあります。
ただいざという時に手元にあるのとないのとでは、安心感に大きな差ができるのもまた事実なのです。