あなたはED治療薬を飲める人ですか?飲む前にチェックしよ

ED薬飲めない

ED男性なら誰でもED治療薬を飲めると思っていませんか?
それ、間違った認識です。
ED治療薬は他の薬と同じで、併用してはいけない薬があったり、そもそも服用してはいけない人がいたりします。
そのため、持病がある人や普段からED治療薬とは違った薬を服用している人、または心血管系の病気を抱えていた人は服用できない可能性が高いといえます。

ではその薬と持病とは一体どういったものなのか?さっそくチェックしていきましょう。

【併用してはいけない薬・早見表】

・硝酸剤または一酸化窒素NO供与剤
・アミオダロン塩酸塩
・sGC刺激剤
・CYP3A4を阻害する薬
・クラスIA抗不整脈薬、クラスIII抗不整脈薬

【服用してはいけない人・早見表】

・脳梗塞や脳出血、心筋梗塞の既往歴が直近6ヵ月以内にある
・男性器の構造上に欠陥がある
・出血性疾患または消化性潰瘍がある患者
・腎機能や肝機能に障害を持つ人
・満65歳以上の男性
・女性、未成年

※本記事は医療用医薬品バイアグラレビトラシアリスのKEGGページを参照にしています。

硝酸薬・ニトログリセリンを飲んでいる人

ニトログリセリンは禁忌
硝酸薬に該当するニトログリセリンという狭心症や心筋梗塞を治療するための薬を飲んでいる人、またはこれまでに飲んだことがある人はED治療薬を飲んではいけません。

ニトログリセリンはED治療薬と同じく、体内の血管を拡張して血流を促進する効果があります。
心臓の冠動脈血管や全身の血管を拡張することで、心筋に血液をたくさん流すように働きかけて心臓の負担を軽くしてくれるのです。
心筋の血液不足をニトログリセリンによって解消することによって、狭心症の発作も抑制されます。
しかし、ED治療薬と併用するとなると一気に危険な薬へと様変わりします。

例えばバイアグラとニトログリセリンを併用してしまうと、体内中のあらゆる血管が薬の相乗効果によって拡張され始めます。
すると血圧が急激に低下。
血圧が急激に低下すると、人間の身体はショック症状に陥って死にいたる場合もあるんです。

そのような事態を避けるために、現時点で狭心症薬を服用している・これまでに狭心症薬を飲んできたという人はかならず医師と相談してください。
自己判断で服用するのは非常に危険です。

ニトログリセリンは錠剤だけでなく貼り薬、吸入薬、注射、塗り薬、スプレーとさまざまなタイプがありますがすべて併用NGです。

心臓の持病・病気を抱えている、抱えていた人

心臓病とED治療薬
持病がある人、または直近6ヵ月以内に病気を発症していたという人はED治療薬を飲める身体かどうかを専門医にきちんと確認してもらう必要があります。
また、中には絶対に飲めない人も。

例えば心血管系の病気を持つ人、心筋梗塞がある人はED治療薬を飲んではいけない決まりになっています。
血管拡張という作用は体内中にある血管に影響を及ぼすので、心臓に通っている血管にも少なからず負担を与えるのです。

直近6ヵ月以内に心臓に関わる病気を発症した、または発病していたという人が飲めないのは生命危機をもたらす恐れがあるためといわれています。

生活習慣病の人は飲める?飲めない?

糖尿病や高血圧、低血圧といった生活習慣病を抱えている人がED治療薬を服用できるのでしょうか?

服用はできますが、医師の監視の下という条件付きです。

ED男性の中には糖尿病や高血圧、低血圧が起因してEDを発症している人も。
そのため「他の病気を抱えているから飲めないのでは」と思っているはずです。実はED治療薬は生活習慣病の人でも飲めます。
もちろん、生活習慣病を改善する薬を服用していたとしてもED治療薬と併用可能。
専門医のアドバイスを聞きながら服用するのが推奨されているため、自己判断では飲まないようにしましょう。

例えば高血圧に対処する降圧剤とED治療薬を間違った方法で併用すると、急激に血圧が低下して生命の危機をもたらします。
基本的には併用しても問題はないといわれていますが、ED以外の病気を抱えていない人に比べてリスクはあるということを知っておくことも大切です。

「降圧薬飲んでいるけどED治療薬も飲みたい」という悩みを抱えている人は、主治医に身体の状況をチェックしてもらいましょう。

ED治療薬を飲む前にかかりつけ医と相談する

医者と相談する

本記事のポイントは以下の通りです。

・硝酸薬であるニトログリセリンと併用してはいけない
・心臓や心血管に関する病気や過去に発病の既往歴がある人は飲めない
・糖尿病や高血圧、低血圧の人は医師に相談してから飲むようにする

国内処方であるED治療薬を飲む際には、必ず医師と話をしながらなので安心です。
しかし、個人輸入で購入できる薬は自己判断で購入できてしまうので、きちんと調べずに飲んでしまうと命の危険を誘発する危険性が十分にあります。
そのため、最初から「飲めるはず」と過信してネットで購入するのではなく、初めはきちんと専門医に飲める身体なのかどうかをきちんとチェックしてもらったほうが賢明です。