早漏の原因は包茎にあり?改善方法や治療法をご紹介

下半身 男性

日本人男性の多くは包茎や早漏に悩んでいるといわれます。早漏によりパートナーを満足させられない、包茎でそもそも自分に自信が持てない。さまざまな悩みがあると思いますが、悩みが人によってそれぞれ違うように、早漏、包茎にもさまざまな違いや原因があります。

ここでは、包茎、早漏の種類やそれぞれの改善方法を説明していきたいと思います。

早漏と包茎の関係について

そもそも包茎とは?

包茎とは男性器の亀頭が包皮に覆われてしまっており露出していない状態のことをいいます。
包茎といっても種類があり「仮性包茎」「真性包茎」「カントン包茎」と呼ばれるものに分類されます。

それぞれの特徴としては「仮性包茎」は通常時は皮を被っているものの、手で剥こうとすれば簡単に剥けるタイプのもので、日本人の包茎の中で一番多いといわれています。

「真性包茎」は通常時も勃起時も皮を剥くことが出来ないタイプのものです。
「カントン包茎」は通常時は無理矢理剥くことが出来るものの、包皮口が狭く、根元を締め付けてしまうタイプのものをいいます。

早漏とは?

早漏とは性交時の挿入時から射精までの時間が短いことをいいます。正確に「何分で射精してしまうと早漏」かという定義はないですが、日本人の男性の挿入から射精までの平均時間が10分程度だといわれていますので、その半分の5分程度以下から早漏という枠に入るのではないでしょうか。

包茎性早漏とは?

包茎性早漏とは亀頭が通常時に皮を被っていることで、外からの刺激に弱くなってしまい、亀頭が露出している男性に比べ、射精までの時間が短くなってしまうことをいいます。亀頭が外からの刺激に慣れる、つまり性行為の回数が増えることにつれ、解消していく場合もありますが、クリニックの治療で改善していく方法もあります。

包茎以外の早漏の原因

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早漏の原因は大きくわけて3種類あります。「過敏性早漏」「心因性早漏」「衰弱性早漏」です。
どの原因も名前を見るとなんとなくどんなものか想像はできると思います。
「衰弱性早漏」は年齢によるものですが、残りの2つについては、それぞれ詳しく見ていきましょう。

過敏性早漏

過敏性早漏とは、男性器及びその付近に刺激を受けると射精をしてしまう状態のことです。刺激を受ければ当然射精はするのですが、過敏性早漏は、その刺激が弱いもの、もしくは短時間であっても射精してしまう状態のことです。本来であれば、体が受けた性的な刺激が脳に伝達され、性的興奮が頂点に達した際に射精します。

しかし、過敏性早漏の場合は、陰茎が刺激に過敏なため、刺激が脳に達して性的興奮が高まりきる前に射精してしまいます。過敏性早漏は、経験の浅い若い方などにみられる傾向にあります。体にも心にも問題がない人にも表れるものです。また、包茎の場合も、亀頭が外的刺激に弱いことから過敏性早漏となっていることがあります。

心因性早漏

心因性早漏とは、外的な刺激がない状態でも、性行為の創造や性的な場面を想像するだけで射精してしまう状態のことです。男性は誰しも性的な場面を想像すれば勃起するものですが、その想像が頭から離れれば勃起は収まります。しかし、心因性早漏、特に症状が重い場合は、それをコントロールできず射精に至ってしまいます。

心因性早漏の原因は、性行為に関係するストレスや悩み、過去の出来事のトラウマなどが主です。

以前の性行為で早漏により恥ずかしい思いをした、女性を満足させられなかったなどの経験があり、次は大丈夫だろうかという不安から、交感神経が活発化し、興奮しやすい状態となってしまい、自分でコントロールできない勃起や射精が起きることになります。

また、リラックス効果のあるセロトニンと呼ばれる脳内の物質が足りない場合にも、早漏になるケースがあります。

包茎を直したら早漏は治る?

早漏の原因は3つほどあることがわかりましたが、そのうち過敏性早漏は包茎であることにより外的な刺激に慣れていないことが原因の場合もあります。その場合、包茎手術をし、亀頭を常時露出させ、で外的な刺激に慣れさせることで早漏が解消されることもあります。

仮性包茎の場合は、自分で訓練することも可能ですが、真性包茎、カントン包茎の場合は自力で包茎を直すのは難しいので病院やクリニックで包茎手術をしてもらう必要があります。

早漏・包茎の改善・治療方法

受診

早漏と包茎には少なからずとも関係性があることがおわかりいただけたと思います。では、実際に早漏や包茎はどのように改善する方法があるのかご紹介していきます。

包皮環状切除法

余った皮を輪っかの形で切除する方法です。包茎の手術として一般的に知られているものです。切除ですので実際に切ることになり、多少なりとも傷跡が残ります。

真性包茎やカントン包茎は手術が必要なものになりますが、仮性包茎の中には、単純に男性器全体が今より増大化することで、手術が必要のない場合もあります。相談だけでも受け付けてくれるクリニックは多くありますので、一人で悩まずにクリニックでカウンセリングを受けるのも一つの方法です。

中には相談のみであれば無料なクリニックもありますので探してみるのもオススメです。

分厚いコンドームを使う

早漏の原因は「外的な刺激に弱い」というケースもありますので、分厚いコンドームを利用することで外的な刺激を弱めることが可能となります。ただ、根本的な解決にはならず、子どもが欲しい時の性行為時には利用できない方法ですので、あくまで一時的な対処法と考えた方がいいでしょう。

内服薬で治す

早漏の改善としては「プリリジー」という内服薬を服用することで射精のタイミングを自分でコントロールすることが出来るようになる可能性があります。

日本では未認可ですが、欧米などでは勃起不全の治療薬としてもED患者への処方が認可されているものです。量販店などでの購入は難しく、クリニックで処方されたものを使用することになります。クリニック予約時にプリリジーを扱っているか聞いてみるといいでしょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。包茎や早漏はデリケートな問題のため、あまり周りに相談できなかったりしますよね。そんなときにはやはり専門家の意見を聞くのが一番かもしれません。

またパートナーがいる場合は、その悩みは自分自身だけの悩みではないかもしれません。パートナーとよりよい関係を築くためにも、悩んでいる場合は放置せずになるべく早く解決していきましょう。