オミクロンにデルタ、ミュー…。そもそも変異株って何?

変異株

テレビやネットニュースでよく見る新型コロナウイルスの変異株
最近ではいろいろな変異株が出てきて、ちょっと混乱してしまいますよね。

今までのコロナと何が違うの?
治療薬やワクチンは変異株にも効くの?

など、不安になってしまう人は多いのではないでしょうか。

変異株は従来のコロナウイルスが変異したもので、感染力の強弱や重症化リスクの有無など、それぞれ異なる特徴があるのです。

本記事では、今注目されているコロナの変異株の特徴や、変異株に対するワクチンの効果を紹介します。
コロナの変異株を知って、少しでも不安を解消しましょう!

変異株は何種類?それぞれ何が違うの?

コロナと世界
コロナの変異株は、報告されているだけでも10種類以上あります。
その中でも、WHOの懸念される変異株(VOC)や注目すべき変異株(VOI)に指定されている3つの変異株について紹介します。

変異の重要性による分類 定義 該当する変異株
懸念される変異株(VOC) 公衆衛生への影響が大きい感染・伝播性・毒力・及び治療・ワクチン効果の変化が明らかになった変異株

・オミクロン株

・デルタ株

注目すべき変異株(VOI)

1.基準株と比較し感染性・病原性などへの影響が疑われる変異体

2.クラスターや地域感染を引き起こし、複数の国で検出されている

・ミュー株

では3つの変異株について、どんな特徴があるのか見てみましょう!

オミクロン株

オミクロン株は、2021年7月に南アフリカで初めて報告されたコロナの変異株。
WHOは、これまでの変異株に見られないほどの早さで感染が拡がっていると発表しています。

【オミクロン株の特徴】
・ウイルスの表面にあるとげ状のスパイクタンパク質が30ヵ所以上変異している
・ヒトの細胞と結合しやすくなっており、感染力が高い
・軽症、無症状で済む傾向にある
・ワクチンや薬が効きにくい可能性がある

デルタ株

デルタ株は、インドから世界中に拡がった変異株です。
2022年1月現在、世界で最も流行しているコロナの流行株なのです。
参照元:東京都健康安全研究センター

【デルタ株の特徴】
・重症化する可能性が高い
・スパイクタンパク質の変異は10ヵ所程度なので、オミクロン株よりも感染力は低い

ミュー株

ミュー株は、2021年1月に南米のコロンビアで初めて確認された変異株。
これまで世界42ヵ国以上に感染が拡がっていましたが、現在はデルタ株やオミクロン株にほとんど置き換わっているため、感染者数は少なくなっています。

【ミュー株の特徴】
・スパイクたんぱく質の変異は21ヵ所
・免疫力やワクチンの効果を低下させる可能性がある

変異するコロナウイルスにもワクチンは効くの?

ワクチン
コロナのワクチンは、変異株にも効果があるのでしょうか。

厚生労働省のホームページには、ウイルスは絶えず変異を起こしていくもので、小さな変異でワクチンの効果が無くなるわけではないと書かれています。
参照元:厚生労働省ホームページ・新型コロナワクチンについて

しかし、それぞれの変異株にワクチンが効くのかどうかは、現在も確認が続けられている状況。
ハッキリとした結果が出ていないため、未だ不透明な部分が多いのです。

ワクチン接種でオミクロン株を80%以上予防できる!

イギリスの公衆衛生省(PHA)によると、ファイザー製ワクチンを接種して24週間後にはコロナ発症予防効果がデルタ株で約60%、オミクロン株では約40%にまで低下することが示されています。

ただ、ブースター接種(追加接種)をすると、コロナ発症予防効果は約80%まで回復したという報告があるのです。

またモデルナ社は、2回目接種後の抗体は少量ですが、3回目(摂取量50マイクログラム)を接種をすると、抗体の量が37倍も増加したと発表。

倍の量である100マイクログラムの追加接種では、抗体の量が80倍以上増加したと報告されています。

これからの新型コロナウイルス予防対策は?

今後もコロナの変異株が増える可能性は高いですが、これまでの感染予防対策にプラスしてワクチンのブースター接種を受ければコロナの感染予防率は格段に上がります。

厚生労働省は、オミクロン株に対する有効性の高さから3回目接種の前倒しを決定。
2021年12月1日から、重症化リスクが高い高齢者や基礎疾患がある人、感染リスクが高い医療従事者などを優先的にブースター接種を始めているのです。

一般向けの追加接種については、住民票所在地の各市町村または地方自治体からのアナウンスを確認しましょう。

ワクチンの追加接種(3回目接種)について詳しくはこちら→厚生労働省ホームページ:ワクチンなび