AGA治療の怖い副作用とは?薬ごとの代表的な症状を紹介!

はげ

AGAの治療をするためには、内服薬や外用薬を使うのが基本です。ですがこのAGAの治療薬には、他の薬と同じように副作用があることを知っていますか。副作用の中には、重いものもあります。どのような副作用があるかを知っていないと、自分の症状がAGA治療薬によるものなのかがわからず、服用を続けてしまい、さらなる悪影響を受けてしまうこともあります。

そこで今回は、AGA治療薬として有名なフィナステリドとミノキシジルで起こりうる副作用を紹介していきます。

代表的なAGA治療薬は2種類!

AGAの治療に使われる治療薬として、フィナステリドとミノキシジルがあります。どちらもAGA治療に使われていますが、期待されている役割が違います。そのため、自分の状態に合わせて薬を服用することで、より効果の高いAGA治療を行うことができます。

フィナステリド

フィナステリドは、実際にはプロペシアという商品名で知られているAGA治療薬です。この薬では、男性ホルモンが抜け毛の原因であるDHT(ジヒドロテストステロン)に変化するのを防ぐことによって、抜け毛を抑制することでAGA治療を行います。即効性のある薬ではなく、効果が出るまでに数か月必要なので、内服を続ける必要があります。

ミノキシジル

ミノキシジルは毛乳頭細胞を刺激し、毛母細胞の増殖を促進させることで、発毛促進の効果を持つ薬です。この薬は元々、降圧剤として別目的で使用されていましたが、副作用として多毛症があったことで、その部分を利用するためにAGA治療に使われるようになりました。

内服薬だけでなく外用薬もありますが、内服薬の方が吸収しやすいので効果が期待できます。

AGA治療薬で副作用が起きる可能性は?

はげ

治療に薬を使う場合心配なのが副作用。AGAの利用に使用する薬にも当然副作用が出る可能性があります。その症状は軽いものから重いものまで様々ですが、副作用が出る確率は数%程度で低いです。

一般的に使用されている風邪薬の副作用が出る確率が約3%と言われているので、過剰な心配は必要ありません。ですが副作用の中には重いものもあるので、少しでも異常が見られたら、病院などに相談しましょう。

AGA治療薬によって起こりうる共通の副作用

むくみ

フィナステリド、ミノキシジルのどちらの薬でも、副作用としてむくみ(血管性浮腫)が起こる可能性があります。特に唇や舌、まぶたが腫れることが多いです。このむくみはストレスや物理的な刺激によっても起こるので、むくみの症状が出たからと言って、必ずしもAGA治療薬が原因であるとは断言できません。

ですが服用を始めてから急にむくみに症状がみられる回数が増えるようなら、病院に相談しましょう。

頭皮の痒み・かぶれ

外用薬のAGA治療薬を使用した時に、頭皮に痒みを感じたり、薬を塗った部分がかぶれる副作用が表れることがあります。これは発生する可能性の高い軽度の副作用かぶれに関しては、頭皮の環境が乱れてしまい、放置して悪化してしまうと抜け毛が増えてしまうこともあるので、できるだけ早い対処が必要です。

頭皮の痒みに関しては、薬によるアレルギー症状の可能性があります。痒みを抑えるために頭皮を掻いてしまうと、こちらも頭皮環境が乱れてしまうので注意が必要です。

種類別!AGA治療薬の稀に起きる副作用

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ここまでに紹介したのは、どちらの薬を使用しても起こる可能性のある副作用でした。それらに加えて、それぞれの薬でのみ起こりうる副作用もあります。それぞれ起こる可能性は低いですが、副作用に早い段階で気づけるように知っておく必要があります。

フィナステリド系AGA治療薬の副作用

性欲の低下
フィナステリドでは、男性ホルモンに働きかけることで抜け毛を抑制する効果があります。ですが、男性ホルモンに対して抑制する力が働いてしまうために、副作用として性欲が低下することがあります。症状が出る可能性は数%程度と非常に低いですが、家族がいる場合には事前に説明をしておくのが良いでしょう。

勃起不全(ed)
性欲の低下と同様の理由で、勃起不全の副作用が見られることもあります。そのため、服用中は男性不妊になってしまう可能性があります。特に男性機能に関係することは精神的な不安が原因になりやすいので、普段からストレスが溜まっている、悩みが多い、落ち込みやすいといった人は注意が必要です。

抑うつ
男性機能以外の症状以外では、抑うつ症状がでることがあります。それにより気分が落ち込んでしまったり、やる気が起きない、夜に眠れないという場合には抑うつを疑いましょう。またこれらは、男性機能の低下と関連して起きてしまうこともあります。

これらの症状は仕事などにも影響があり、悪化すると危険なものなので、兆候が見られたら薬が合っていない可能性もあるの病院との相談が必要です。

ミノキシジル系AGA治療薬の副作用

むくみ
ミノキシジルは血管を拡張して栄養を全体に行きわたらせ、細胞の増殖を促進する効果があります。ですが血管が拡張して血の巡りが良くなることで、血液の水分が血管外に出ることでむくみが起こります。これらの症状は特に顔や足に起こりやすいです。

吐き気
ミノキシジルの内服薬を使用した場合、吐き気の症状が表れることがあります。ミノキシジルは元々は降圧剤として利用されていた薬なので、服用すると血圧が下がります。それにより、人によっては吐き気を感じてしまうのです。特に、早く効果を得ようとして多く服用してしまうと、低血圧の症状が出てしまうため吐き気を催しやすいです。

血圧低下・動機
ミノキシジルは降圧剤でもあるので、服用すると血圧が低下してしまいます。これにより、ふらつきや不整脈、倦怠感といった低血圧時の症状が表れることがあります。また、服用により血管が広がるので、血流が良くなります。血流が良くなるということは、心臓が普段以上に動き、血液を送り出している状態になるので、動機の症状が表れます。

AGA治療で副作用が出た時の対処方法は?

AGAの治療薬を服用していて副作用が出た時には、何より先に服用を一度止める必要があります。副作用が出ているにも関わらず治療を進めたいために服用を続けてしまうと、体にさらなる負担がかかり、悪影響を与えてしまいます。副作用が出る時には、その薬が合っていないということが考えられます。

副作用の中には重い症状のものもあるので、自己判断で服用を続けるのは危険が伴います。そのため、少しでも異常が見られたら可能な限り早く病院などで相談しましょう。

AGA治療薬の副作用に関する良くある疑問

抜け毛が増えるって本当?

AGA治療薬を服用して、抜け毛が増えるというのは本当のことです。これも副作用の一つで、初期脱毛と呼ばれる症状です。すべての人に起こるわけではありませんが、症状が表れた場合、1~2ヶ月程度の期間続くことが多いです。

これは一般的には、薬の効果によって新しく生えてきた髪の毛によって、元々あった古い髪の毛が押し出されてしまい、抜けてしまうため起こります。そのため、人によっては薬の服用を始めてから一時的に抜け毛が増えてしまう可能性があるのです。

子供に影響があるって本当?

プロペシアというAGA治療薬には、子供への影響が出てしまう可能性があります。これは、薬の効果によりDHT(ジヒドロテストステロン)という悪性男性ホルモンの働きを抑えることで抜け毛対策を行うためです。このDHTは頭皮環境を悪化させるという意味では人に悪影響を与えますが、男性胎児の生殖器を発達させる役割も持っているのです。

そのため、妊娠中の女性がプロペシアを取り込んでしまうと、胎児に影響が出てしまう可能性があります。実際に薬の注意書きにも、妊婦や妊娠の兆候が見られる人、授乳中の人の使用は止めるように書かれています。

まとめ

AGA治療薬は抜け毛などには確かな効果を持っています。ですがそこに全くリスクが無いというわけではなく、副作用が起こる可能性があることも理解しておかなければいけません。中には体に大きな影響を与えるようなものもあるため、少しでも副作用の兆候が見られたら、病院で相談するようにしましょう。