早漏で飲み薬を使うのは危険!?早漏治療に抗うつ剤が使われる理由

早漏治療と抗うつ剤

早漏治療で抗うつ剤が使われることがある、と聞いたことはありませんか?
確かに病院やクリニックによってはうつ治療の薬を出しますが、どれでもいいというわけではありません。

早漏の治療で飲む抗うつ剤を間違ってしまうと、早漏を治すどころかEDになってしまう可能性が!
また、自殺念慮やセロトニン症候群といった重い副作用が出てしまうこともあります。

しかし、射精遅延効果もある抗うつ剤を正しく飲むことで、これらの不安要素は小さくなり、挿入時間を延ばすことができるのです。

早漏治療で使われている抗うつ剤とはどんなものなのか、服用方法を間違えてしまうとどのように危険なのかを見ていきましょう。

早漏で使われる抗うつ剤はプリリジー

SSRIのプリリジー

抗うつ剤にはいくつか種類がありますが、早漏治療に使われる抗うつ剤はSSRIといいます。
SSRIとは、選択的セロトニン再取り込み阻害薬の略であり、名前の通り脳内伝達物質のセロトニンに選択的に働きかけて効果を発揮します。

早漏の原因には、脳内のセロトニン量が減り、脳が過度に興奮を起こして射精のコントロールが不能になることがあります。
SSRIは、早漏の原因となるセロトニンに働きかけて脳内のセロトニン量を増加。
脳の過度な興奮を防ぐことで射精をコントロールできるようにするのです。

早漏改善に使われるSSRIには、プリリジーやパキシル、タロプラムなどがあります。
その中でもプリリジーは世界で唯一早漏改善薬として承認されている治療薬です。
早漏改善率が高く、また他のSSRIよりも作用の発現時間、持続時間が短いため、最も早漏改善に適していると言われています。

しかし、すべてのSSRIが早漏治療に効果を発揮するかというと、そうではありません。
SSRIの中でも射精遅延効果が低く、早漏治療薬としては処方されないものもあります。

飲むと勃たなくなる抗うつ剤がある!?避けるべき抗うつ剤の種類とは?

避けるべき抗うつ剤

抗うつ剤にはSSRIのほかにも、SNRIやNaSSA、三環系、四環系などがあります。
しかしこれらが早漏治療に使われることはありません。
早漏治療に使われるSSRIと同じ抗うつ剤なら問題なのでは?と思うかもしれませんが、その考えは間違い。
同じ抗うつ剤でも働きが異なるため、SSRI以外は早漏治療に向いていないのです。

【抗うつ剤とそれぞれの作用】

SSRI セロトニンの再取り込みを阻害
SNRI ノルアドレナリンとセロトニンの再取り込みを阻害
NaSSA ノルアドレナリンとセロトニンの放出を促進
三環系 さまざまな神経伝達物質に働きかける
四環系 さまざまな神経伝達物質に働きかける

セロトニンにのみ働きかけるSSRIとは違い、他の抗うつ剤はセロトニン以外の神経伝達物質にも作用。
働きかける伝達物質が多いと、その分副作用の種類が多くなり、発現率も高くなります。
そんな副作用の中には性機能障害も確認されています。

性機能障害とは、性欲低下や勃起障害、オーガズム障害など。
射精時間を延ばすよりも先に勃起できなくなってしまう可能性があるのです。

また、危険な副作用として自殺念慮やセロトニン症候群などがあります。
自殺念慮とは死にたいと思ったり、自殺を考えてしまうこと。
セロトニン症候群は、不安や錯乱、頻脈といった症状が現れます。
身体の健康や命が危険に晒されてしまうのです。

自己判断で抗うつ剤を早漏治療に使わず、医師の判断または射精遅延効果が確認されているSSRIのみを服用しましょう。

早漏治療専用の抗うつ剤または外用薬を使おう

早漏専用の治療薬もしくは外用薬を使用

早漏治療に抗うつ剤を飲むことは多々あります。
しかし抗うつ剤ならどれでもいいわけではありません。
種類によってはEDを引き起こしてしまったり、自殺企図をはじめとした副作用の危険性が高まってしまいます。

早漏治療に使える抗うつ剤は、SSRIと呼ばれるセロトニンだけに働きかける抗うつ剤のみ。
その中でも、早漏治療専用のプリリジーや、病院で出されるパキシルなどを服用しましょう。

しかし、副作用の危険性が低く早漏改善に大きな効果を発揮するSSRIでも、飲んで体の内側から働きかけるからこそ体への負担や副作用が気になるという人は、外用薬を使ったりセルフケアで改善したりとさまざまな改善方法があります。
一度検討してみましょう。